時々、全力で逆走。

不思議な話とか日常。

夢の話を

僕の父さんの父さん。つまり、僕にとってはおじいちゃん

彼は父が3歳ごろに、癌で亡くなっている。おばあちゃんは女手ひとりで子供3人を育て上げた

父さんは3人姉弟の末っ子だ。

 

だからおじいちゃんの顔を僕は見たことないのだが、おじいちゃんは今の父さんに瓜二つの顔をしている

なぜ知ってるかというと、仏壇にある写真。僕は小さい頃にそれをみて「おとうちゃんだ」と言っていた。
小さい頃はそれがじいちゃんだと知らなかったが今でも帰った時、不思議な感覚がするんだ

知らないじいちゃんが、父なのだ


題名に戻ろう
題名のとおり、夢が正夢になる

なぜ、その話の前に家族の話をしたかというと。
おばあちゃんを初め、父さんとその姉(つまり僕の叔母)達は夢を見るのだ

でも、本当に正夢という訳でもない。

どうゆうことか?というと一つ話がある。僕は周りでこのような話をするのは親友くらいしかできない。話しても信じて貰えないと分かってるからだ。
だからブログを始めた訳でもあるのだが。


さて、まず父の母。僕のおばあちゃんだ。

おばあちゃんは、夫を亡くし、ど田舎で3人の子供を育て上げた。
あのご時世にこれは素晴らしいことだと年を重ねて知るものだ。

いつから夢を見始めたのかは僕も知らない。

ある日、ばあちゃんは血の海中で自分が泳いでいた。
真っ赤な海だという事しか分からず、そのことを父に話したそうだ

その夢を見た日、僕の父が急に腹痛で倒れた。ばあちゃんは軽トラを走らせ病院に連れてった

ど田舎で病院までは時間がとても掛かる中で、腹痛で唸る僕の父を見ながらあの夢を思い出したらしい

病院についたら、医者からすぐに手術を、と言われ頭が真っ白になった事を覚えてると話していた。


父の手術は、血がたくさん使われたらしい。真っ赤な血が。
たくさん。

それを聞いた時、僕は「ばあちゃんが、夢を見た日に?なんだが共通点あるね」と返したのを覚えている

父には、腹に見事な切り傷が残ってる。あの時の傷だとばあちゃんの話を聞いてから知った


そして父も夢を見たらしい。
父さんは腹痛で倒れた後は記憶がない。だがその時夢をみたのだ


真っ暗な何もない所を父さんは歩いていた。そしたら、そこに牛が現れたらしい

何故か父さんは、その牛が自分の父だと分かったのだ。父さんの父さんは、先ほどもいったが3歳の時に亡くなっているのだ。覚えてる筈がない。そもそも人ではなかった。


だが、父だと確信したのだ。
父は嬉しくなり話しかけた。何を話したか覚えていないが、沢山話しかけたらしい。

だがその牛は話さず、鼻で父の背中をおし、まるで「あっちへいけ」と言ってるようだった。


父は促されるまま従った。
すると、目のに光が見え
父はその方向に歩いて行った


すると病室で目が覚めたのだ


光に入った瞬間に目が覚めたと。

 


僕はこの話を聞いた時、小学生だったが明確に覚えている。
夏の、何十年も使っている今では見たことない扇風機が父の方に向いていた。
使い古した畳の上で僕は体育座りをしながら聞き、鳥肌が立ったのを覚えている

あんな暑かったのに、寒いとさえ感じた。でもそれは恐れというものでもなく、何ともいい難い感覚だったのだ。

 

 

正夢と言っていいのか分からないが、父の家系はそんな夢を見る人が多かったのだ。


叔母は嫁いで、もう地元にはいないのだが誰かが怪我をする夢をみたというと、怪我をしたりする。

だが僕の父が1番多い。

僕が生まれた日。それはそれは難産だったらしい。母は結局子宮を全て取り、子供が出来ない体になってしまった。

産婦人科から、でかい総合病院へ緊急搬送されたのだ。その時も父は、生まれる前の僕にあったという。
人の形ではなかったが、お前だったと。

僕が母を助けてくれた言ったらしい


父さんは僕に関しての夢をよくみた。
父さんは仕事で、母さんは子供3人を連れ実家から我が家へ帰ろうとしていた。実家はど田舎だが、我が家は市内にあり山を二つほど超えていく。
僕はまだ、小さく、助手席に子供を乗せておくやつあるだろ?それに乗っけていた。

ちなみに、3人姉妹であり、僕も末っ子だ。
2人の姉は寝て、僕も爆睡していたらしい。そこで母は、一旦車を止め僕を助手席から後部座席に移し姉たちと寝かせた。

そして母はまた車を運転した時だった。山の急カーブを曲がりきれなかった大型トラックの積荷が、母さんの運転する車にぶつかってきたのだ。


しかも、そこは数分まで僕がいた助手席に。

母はその時のことを思うとゾッとしたと言っている。
その日父が母に言ったらしい

みなもとが寝たら姉と一緒に寝かせてあげなよ

っと。母にその事を聞いた僕は父にどうしてか尋ねた

その時も父は、僕が寝たまま目を覚まさず死んでしまう夢をみたらしい。

何故か姉と?と聞いたがそれは答えてくれずはぐらされてしまった。


他にも沢山あるのだが、話がありすぎて書けないからゆっくり書けたらと思う。


残念ながら僕はそうゆう能力というのだろうか?
それが全くなかった。

僕の見る夢は正夢というものでもなく、あれ?デジャヴだな?と現実で夢で見たことあるような事が時折あるくらいだ。


だが、

成人してからだろうか。

 


僕は看護師として働き、地元から離れ1人で離れた県外で暮らしている。

そこから夢がはっきりと、わかるようになった。

 

朝起きた時、僕は飛び起きた。
母さんが飛び降りた夢を見たのだ。頭を強く打つところで目が覚めた

僕は夢だろうと、嫌な夢をみたとしか感じずそのまま仕事に行ったが何かひっかかる

父さん達のような夢の話もあったからだ。

仕事が終わると母に電話をかけた。
母は普通に出てほっとする。珍しく多忙な父もおり、父に変わってもらい夢の話をした

初めてのはっきりとした夢で、幼い頃しかそうゆう話は聞かせて貰えなかったからドキドキしながら話した。

父は、「正夢のような不思議な夢は絶対にその人に知らせない。姉さんに危ない夢があったとき、父さんは言わなかった事がある。そしたら姉さんは入院してしまった」

そして「死人がもし夢に出てきたら、絶対に話をしてはいけないよ。父さんは自分から話してしまったけど、父さんの父さんはな、喋らなかった。他にも夢で亡くなった人がいたが、どの人も喋らなかったな」


僕はなんだか嬉しかった。
父さんの忠告がだ。中学に入ってからはそうゆう夢の話は父は全くしなくったのだ。

僕はその話を聞くのが大好きだった。神秘的で不思議な話だと感激した子供の頃の気持ちが思い出された気がした。


僕は今でも夢を見る。
だがそれはぼんやりとしていて、父や祖母のような正夢のようなことは中々ない。

だが大切な人が何かあった時、助けになれたらとこの夢の力を頼っている

 

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